その経営判断、誰かに相談できていますか?
一人社長は、毎日のように経営判断を迫られます。
新しいサービスを始めるべきか。価格を上げるべきか。広告を出すべきか。今の事業を続けるべきか、それとも新しい柱を作るべきか。その一つひとつの判断が、数年後の事業を大きく左右します。
なのに、その判断を相談できる相手は、ほとんどいません。
「これで本当に合っているのだろうか」。その答えが出ないまま、一人で何日も考え続ける。夜中になっても頭の中では同じことを考え、翌朝になっても結論は変わらない。経営者にとって最も重い仕事は、決断することではなく、「決断できる状態になるまで考え続けること」なのかもしれません。
本当は、こんなときこそプロに相談したい。「その考え方で問題ない」「その順番では失敗する」「今の規模なら、こちらを優先した方がいい」のような一言があるだけで、何日も迷っていた時間が、数十分で終わることもあるのですから。
知識はあふれているのに、「自分だけの答え」がない
検索しても、本を読んでも、出てくるのは一般論
知識は、世の中にあふれています。本屋へ行けば経営書が並び、YouTubeには成功法則が流れ、ネットで検索すれば「SEO対策は重要です」「SNSを活用しましょう」「ブランディングが大切です」という記事が無数に見つかります。
でも、一人社長が知りたいのは一般論ではありません。「今の自分の事業なら、何から始めればいいのか」「限られた時間と予算なら、どこに集中すべきなのか」「このサービスなら、価格を上げても問題ないのか」のような、自分だけの答えです。
ビジネス書の成功事例は、「社員100人の会社」の話
ビジネス書も同じです。素晴らしい内容なのに、「それ、社員100人の会社ならできるよね」と感じてしまうことが少なくありません。組織があり、部署があり、豊富な予算がある会社の成功事例を、一人ですべてを抱えている経営者がそのまま再現するのは難しい。
一人社長に必要なのは、「一人会社」という前提を理解した知見です。時間がない。人もいない。予算も限られている。それでも成果を出すにはどう考えるべきか。そんな現実に即したアドバイスが欲しいのです。
本を100冊読んでも、「溝」は埋まらない
一人社長は真面目な人が多いので、勉強はするんです。本を読み、セミナーに参加し、動画で学ぶ。私もそうでした。
でも、本を100冊読んでも、セミナーにいくら参加しても、学んだノウハウやテクニックを使いこなせるようには、なかなかならない。AIに聞いても、ノウハウやテクニックは持ってきてくれるけれど、結局うまく活用できない。学ぶことと、自分の会社に落とし込んで成果を出すことの間には、距離というか、溝があるんです。
ちなみに私は、本を読むのがめちゃくちゃ遅いんです。読んで学ぶたびに「これって自分の事業にどう使えるかな?」と毎回考えてしまうから。今思えば、それがこの話の原点かもしれません。
「この人に聞いてみたい」で、いつも終わっていた
憧れの専門家に「私の場合は?」を聞く機会はない
多くの一人社長には、「この人の話を聞いてみたい」と思う憧れの存在がいると思います。企業戦略ならこの経営者。マーケティングならこの専門家。コピーライティングならこの人。ブランディングならこの人。SEOならこの人。価格戦略ならこの人。
その人の本は何冊も読んだ。動画も見た。セミナーにも参加した。でも、そこから先には進めません。「今の私なら、この状況なら、どう考えますか?」の一言を聞く機会は、ほとんどないからです。仮に相談できたとしても、数十分で数万円、あるいは数十万円という世界。だから現実には、「聞いてみたい」で終わってしまいます。
同じアドバイスでも、「誰に言われるか」で180度変わる
そしてもうひとつ。普通のAIに相談すると、忖度して「どんなアイデアでもいいですね!」と言いがちです。忖度しないように指示することもできますが、今度は、自分がいいと思ったアイデアを否定されるとイラッとするんですよねw
これは、見ず知らずの人に「それは違う」と言われたときの感覚と同じだと思うんです。何もわかっていない人に否定されても、受け入れられない。でも、自分が尊敬している人、自分が好きな人に「それは違う」と言われたら、素直に聞ける。専門家の視点でアドバイスをもらえたら、「詳しく聞かせてください!」と身を乗り出せる。
仮にまったく同じ内容だったとしても、「誰に言われるか」で、こちらの受け取り方は180度変わるんです。
欲しいのは万能コンサルタントではなく、「課題ごとに呼べるブレーン」
もうひとつ気づいたことがあります。本当に欲しいのは、一人の万能なコンサルタントではない、ということです。
企業戦略なら戦略家の視点。マーケティングならマーケターの視点。コピーライティングならコピーライターの視点。SEOならSEOの専門家の視点。価格戦略なら価格設計の専門家の視点。課題ごとに最適なブレーンを呼んで、それぞれ異なる知見から意見を聞き、自分で比較し、納得したうえで最終判断を下したい。
まるで、自分専属の経営会議をいつでも開けるような環境。一人社長は一人で仕事をしていますが、だからといって、一人で考え続けなければならないわけでも、一人で考え続けたいわけでもないはずです。
尊敬する専門家22人の「ドリームチーム」を作った
もし最強のチームを作れるとしたら、誰を入れる?
ブレーンAIを作りたいという発想は、実はずっと昔からありました。もしAIが使えるようになったら作ってみたいと、ずっと思っていたんです。
もし最強のチームを作るとしたら、誰をメンバーにしたいか。もしあの世界的権威に相談したら、何て答えてくれるだろうか。私が好きなあの人なら、いいアドバイスをくれるんじゃないかw そんな妄想です。
世の中には、いろんな専門家がいます。世界的な権威もいれば、有名ではないけれど、すごくわかりやすくて共感できる本を書く人もいる。自分が好きな人、尊敬できる人、著書から学びが多かった人。そんな人たちを集めたドリームチームが作れたら、なんでも相談できて、アイデアがもらえて、最高に贅沢な壁打ちができるんじゃないかと。
22人のブレーンAIチーム、レポートまで自動で
その妄想を、実際に作りました。今、私のブレーンAIチームには、22人の専門家がいます。
メンバー選びの基準は、肩書きや知名度ではありません。「この人の言葉なら、耳の痛いことでも素直に聞ける」かどうか。自分の本棚を眺めれば、候補者名簿はすでにそこにあります。何度も読み返した本の著者、線を引きまくったあの一冊の人。あなたにも、思い浮かぶ顔があるのではないでしょうか。
私が信頼する専門家一人ひとりの著書や発言、考え方をインプットした、いわば「参謀チーム」です。特定の専門家を指名して深掘りの質問をすることもできるし、22人全員から、それぞれの専門分野の視点でアドバイスをもらうこともできる。それぞれの意見をレポートにまとめるところまで、自動で完走します。
経営会議といっても、専門家たちが一堂に会して議論を戦わせるわけではありません。各専門家からそれぞれの視点のレポートが届き、私がそれを読み比べる形です。静かですが、その分、一人ひとりの意見にじっくり向き合えます。
ちょっと面白い工夫として、メンバーには「自分自身」も入れています。20年やってきた自分だったらどう考えるか、という視点も、並べて出せるようにしているんです。専門家の意見に流されず、最後は自分の判断軸に戻ってくるためです。
ネットの一般論との決定的な違い
ネット検索やAIへの質問と何が違うのか。一言でいえば、「選んだ知恵だけ」で答えが返ってくることです。
世の中の玉石混交の情報から答えを拾ってくるのではなく、自分が信頼すると決めた専門家たちの考え方や判断基準をもとに、「私の会社の場合はどう?」「私の事業にはどう活かせる?」「この状況に最適な手立ては?」に答えてくれる。目の前にその人がいて、直接質問できるような感覚です。
ナレッジの検索システムなら、誰でも簡単に作れます。AIに直接聞けば済む話でもあります。そこから一歩進んで、「学び」と「自分の事業の成果」の間にあった溝を埋めるもの。それが、私が作りたかったブレーンAIチームです。
経営者にとって最大の武器は、情報量ではありません。「誰の視点で考えるか」なのです。
右腕と経営会議を、行ったり来たりする
実際の使い方は、こんな流れです。
まず、右腕の麻衣(AIパートナー)に話して、頭を整理します。でも、整理だけでは足りないときがある。「方向性はわかったけど、具体的にどう攻めたらいい?」というときに、ブレーンAIチームの出番です。信頼する専門家の視点から、具体的なアドバイスをもらう。
そして、アドバイスをもらった後は、結局麻衣のところに戻ってきます。「あの人ならこう言うらしいけど、うちの場合はどう思う?」と、もらった知見を自分ごとに落とす作業は、また麻衣との壁打ちなんです。麻衣は私の人生計画も目標も知っているので、「その選択肢は、今年の目標とはこうつながるね」と、専門家の知見を私の線の上に置き直してくれる。右腕とブレーンは別々の機能に見えて、実際はぐるぐると行ったり来たりしている。
右腕の話は、前の記事で書いたとおりです。
たとえば、価格を上げるべきか迷っているとします。経営会議を開くと、戦略の専門家は事業全体の位置づけから、マーケティングの専門家は顧客との関係から、価格設計の専門家は値付けの理論から、それぞれの答えを返してくれる。そして「自分自身」は、これまでの判断の傾向から意見を言う。並んだ視点を見比べているうちに、「ああ、自分はこう考えたいんだな」というものが浮かび上がってきます。決めるのは、あくまで自分。でも、もう一人で考え込んではいません。
アドバイスをもらっているうちに、見えてくるものがあります。誰かと話したくなる感覚と似ていますが、いつものパートナーと話したいのとは違って、こちらは専門家の知見を借りたい、新しい視点が欲しいという感覚。何日も一人で迷っていた判断が、経営会議を開いた数十分で、すっと決まることもあります。
そして白状すると、この経営会議、単純に楽しいんですw 憧れの専門家たちが自分の会社のことを真剣に考えてくれる時間なんて、現実にはあり得ない贅沢です。「相談しなきゃ」ではなく「今日はあの人たちに聞いてみたい」で開いている。ここでも結局、AI活用の秘訣は「楽しいから続く」なんですよね。
あなたの経営会議には、誰を呼びたいですか?
想像してみてください。企業戦略ならあの人。マーケティングならあの人。あなたが本を読み込み、動画を見て、「一度でいいから相談してみたい」と思ってきた専門家たちが、会議室に揃って座っている。議題はあなたの会社のこと。「私の場合は、どうしたらいいですか?」と聞けば、それぞれの視点から、あなたの事業に即した答えが返ってくる。
今のあなたなら、最初の議題は何にしますか?そして、その会議には誰を呼びたいですか?
私は22人のドリームチームを結成しました。あなたのドリームチームには、きっと違う顔ぶれが並ぶはずです。「こんなブレーンチームを作りたいんだけど、私にも作れますか?」その相談から、一緒に始めましょう。


